過度に日焼けをすると3日後から起こり始める「皮向け」は、紫外線ダメージによって死んでしまった表皮細胞をターンオーバーで排出するための、体の正常な反応です。
この皮向け=ターンオーバーはおおよそ1週間~2週間でおさまります。ですので、それまで触らずに待つのが良いと言われています。
しかし、皮向けの状態はとても美しいとは言い難いですよね。
皮向けが終わる1週間~2週間の期間を「待てない」という人は多いですし、「とにかく皮をむいて綺麗にしたい」という人や「楽しくてついむいてしまう」なんて人もいます。
では、どのようなアフターケアが「シミ」「しわ」などのダメージを残さないケアにつながるのでしょうか?また、保湿する際にも何を意識すれば良いのでしょうか?
もくじ
日焼けの皮むけをはがすとどうなる?

日焼けの皮むけの対処法の前に、まずは、今肌に起こっていることを正しく知ることから始めていきましょう。これを知ることで皮むけのアフターケアの大切さが分かってきます。
ここでは、以下の3点について簡単に説明し、その後それらを元に、日焼け後の皮むけの対処法を紹介していきます。また、最後には、「それでもむきたい人向け」に、オススメはしないけど正しいむき方を紹介していきます。
- 皮向けした肌の下は敏感乾燥肌になっている?!
- 紫外線に弱くシミができやすくなる
- かゆみがある場合の注意点
皮向けした肌の下は敏感乾燥肌になっている?!

日焼けで皮向けをしてしまうのは、日焼けによって死んでしまった細胞を体外に排出しようとするからです。
普通はアカとして、古い皮膚細胞を徐々に体外に排出しているのが人間の肌ですが、日焼けをすると、その部分が一気に剥がれ落ちます。ですので、通常よりもターンオーバーがはやくなります。
肌にとっては「無理をしてターンオーバーをしている」のと同じです。そのため、日焼けして皮むけした後の肌は、「若く」「未熟な」細胞であることが多く、皮むけした部分の下の肌はとても丈夫な肌とは言えません。
日焼けをして皮むけをした下の肌は、普通よりも乾燥しやすく、敏感になっています。敏感肌や乾燥肌ではないとしても、日焼け後の肌は敏感乾燥肌になっていると思ってケアをしていきましょう。
紫外線に弱くシミができやすくなる

このように皮むけした下の肌は、未熟な皮膚細胞です。ですので、紫外線にも弱く、普通の肌よりも紫外線によって大きなダメージを受けます。そのため、この時期に日焼けをすると「シミ」の原因にもなりやすくなります。
特に「無理やり皮をむく」ということをすると、まだ表面に出てこれないような肌が露出してしまい、肌がまだらになってしまうことも多いと言われていますので、できる限りむかないのが正しい対処方法です。
さらに、日焼けをすると、特に日焼けした部分の肌周りの水分量は低下することが分かっています。そのため、乾燥にも弱いことが特徴です。
かゆみがある場合の注意点

また、日焼け後に襲ってくるのが「かゆみ」です。このかゆみが出てくると、ついついかいてしまって、意図的でなくても皮をむいてしまうことがあります。
このかゆみの原因は主に「バリア機能の低下」と「乾燥」です。
日焼けをした後は、バリア機能が低下し、「敏感肌」の状態になっています。そのため、「ほこりや髪の毛が付着した」「下着とこすれた」などのちょっとした刺激にも影響を受けることが多く、かゆみの原因になります。
また、肌が乾燥するとかゆみが起きやすくなることも分かっています。そのため、この後紹介する「保湿」は有効な対策方法です。
日焼けの皮むけの対処法

「次から気をつけよう」と後悔は誰もがしていると思います。そこで日焼けで皮向けをした後に大事なことは、美しい肌を保つための正しいケアをすることです。
しかし、どんなアフターケアが皮向けに適しているのでしょうか?ここでは5つのポイントを紹介していきます。
- 角質をつなぐ細胞=セラミドを補給する
- 応急処置のワセリン・ニベア缶
- 肌にダメージを与えないために!低刺激な洗顔とクレンジング
- 加湿器で部屋を保湿しよう
- 野菜中心の食生活
【日焼け後の対処方法について】
今回は、日焼け後に「冷やす」「保湿する」などの基本的なことは省略しています。このような日焼け後の対処法については下記記事で紹介していますので、「まだ日焼けしたばかり」「日焼けして2日経っていない」という方は下記記事を併せてご覧ください。
角質をつなぐ細胞=セラミドを補給する

日焼けで皮むけをした部分は乾燥していることを紹介してきました。そしてこの乾燥の原因の1つが「セラミド不足」です。
セラミドは別名「細胞間脂質」です。
セラミドがあるおかげで肌の細胞同士がくっついているのですが、セラミドが不足すると、肌から水分が蒸発しやすくなります。その結果、日焼けの皮むけだけでなく、乾燥による皮むけや化粧ノリの悪さ、粉吹き顔につながっていきます。
ですので、日焼けをした肌にセラミドを補給してあげることはとても大切です。特に日焼け後の肌は刺激にも弱いですから、
- セラミドを補給できる
- 無添加・低刺激
を2つを満たした化粧品を使って、上手に肌に水分と栄養を与えていきましょう。
また、このように「セラミド配合」「低刺激(乾燥肌・敏感肌の方用)」につくられた化粧品には以下のものがあります。
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敏感肌・乾燥肌の人のために医学博士が作った、ヒト型セラミド配合の化粧水です。
日油株式会社の「リピジュア(R)」や江崎グリコの「P0s-ca」などを配合し、低刺激でも保湿力の高い化粧水になっています。 (洗顔・化粧水・美容液・保湿クリーム4点セット:1,900円/2週間分) |
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Yahoo!ビューティで肌潤改善エッセンス部門で大賞を受賞したのがKOSEから発売されている「米肌」です。
医薬部外品で「水分保持能を改善する」という表記が可能なライスパワー(R)を配合しています。 (洗顔・化粧水・エッセンス・クリーム・マスク5点セット:1389円/2週間) |
応急処置のワセリン・ニベア缶

日焼けで皮むけをした部分に、一時的に「ワセリン」や「ニベアの青缶」を使うのも有効です。ワセリンやニベアを使うことで、肌からの水分の蒸発を防ぐことができます。また、価格も安価ですので、出先で購入し、一時的な皮膚の表面保護にも役立てることができます。
ただし、ワセリンやニベアは肌の水分を補給するものではありません。普段の保湿があってこそですので、その役割はごくごくわずかです。
肌にダメージを与えないために!低刺激な洗顔とクレンジング

もしも日焼けして皮むけした部分が「顔」である場合には、できるだけ低刺激な洗顔とクレンジングを使うようにしましょう。
過度なクレンジングで皮脂を落としてしまうと、さらに肌が乾燥しやすくなってしまい、さらに悪化させる原因となるからです。
また、洗顔の多くには肌に刺激のある合成界面活性剤が使われています。これが元となって肌のかゆみがあらわれることもありますので、洗顔もできるだけ低刺激なものを選ぶようにしましょう。
ここでは、@コスメや雑誌で話題のオススメのクレンジングを3つ紹介していきます。
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肌にやさしい非イオン界面活性剤を使用したクレンジング。クレンジングではありますが99.3%が美容成分のため、「潤いチャージ」も可能です。
メイク落ちがいいことも特徴ですので、「普通のクレンジングではなかなか落ちない」「でも、低刺激なものが良い」という方にオススメです。 (2,848円/2本・2週間全額返金保証) |
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日焼けして皮むけした肌は、角質層がはがれてガサガサになっていますが、毛穴には皮脂がたまります。
しかし、マナラを使うことで、肌に負担をかけず、毛穴汚れをしっかりとることができます。 肌を優しく潤わせながら、汚れを落としたいという方にオススメです。 >>マナラホットクレンジングゲル100円モニターの詳細はこちら (100円モニター/7日分) |
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@コスメで話題のテクラクオーレから発売されているミルククレンジング「ダマスクローズ クレンジングミルク」もオススメです。
このクレンジングの一番の特徴は95%がオーガニック原料だという事。植物の美容効果で肌の調子を整えるほか、洗顔とクレンジングがこの1本で可能です。 (3,780円/1本) |
加湿器で部屋を保湿しよう

スキンケアをしたとしても、部屋が乾燥しているとそれだけ肌から水分が奪われやすくなり、肌は乾燥しやすくなります。この状態になるとかゆみも増し、生まれ変わろうとしている肌にも悪影響です。
ですので、加湿器などを上手に利用して、部屋の湿度を60%程度に保つようにしましょう。また、デスク周りにおける加湿器もありますので、職場などでもできる限り乾燥から肌を守るようにしましょう。
野菜中心の食生活

皮むけした時には、食生活も大事です。せっかく生まれ変わろうとしている肌も、栄養がなければつくられないからです。
その中でも、ターンオーバーを改善する「タンパク質」や皮膚や粘膜を健康な状態に保つ「ビタミンA」、ターンオーバーに関わる「ビタミンB」、抗酸化作用と新陳代謝の改善効果のある「ビタミンE」などは重要な栄養素です。
しかし、バランスが悪くなってしまっては本末転倒です。ですので、「野菜中心の食生活」と「豆腐や豆乳などからの良質な植物性タンパク質の摂取」を意識してみましょう。
どうしても日焼けの皮むけをむきたい時には
ここまでは、日焼けの皮むけによって肌は乾燥し敏感肌になっていることや、だからこそ有効な対策方法を紹介してきました。
しかし、「今すぐにむきたい」と思ったらどうすればいいのでしょうか?
そんな時には、お風呂上りに体が塗れた状態で、ベビーオイルを手に取り皮をとるのがオススメです。こうすると、「もうすぐはがれ落ちるはずの部分」をとることができます。
ただし、それでも「まだむけない部分」はむけませんし、気になることもあるでしょう。しかしそこでむいてしまうと、後悔につながりますので、ぐっと我慢をするのがオススメです。
さいごに
今回は紹介できませんでしたが、日焼けして皮むけした状態の「紫外線対策」も大切です。なぜなら皮むけした後の肌は紫外線に弱く、過度に紫外線に当たるとシミの原因にもなるからです。
ですので、皮むけしてしまった後には、今回紹介した方法と併せて、日傘や日陰に入るなどして、できる限り紫外線に当たらないようにしていきましょう。
多少は生活が不便になるかもしれません。しかし、1週間から2週間です。短期間のケアだと思って、皮むけした後の1週間は特に肌を大事にしてあげましょう。
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